多分割測光の機能 1
分割測光は全体画像を幾分割かし、それぞれの輝度情報を元に被写体の状況を想定して、ユーザーの求める露出に近づけるべく努力する方式である。画像の光の情報には、太陽直下や室内光などの絶対的な明るさと、その反射を受けた相対的な明るさがあり、これらの情報にAF情報などを付加して露出を決定する。このプロセスを画像の露出設定に於けるアルゴリズムと呼び、このアルゴリズムによって自動露出に関するそのカメラの性能の良し悪しが決定する。各社メーカーサイドでは画面の分割方式やその測定方式も様々であり、キャノンでは評価測光、ニコンではマルチパターン測光、ミノルタではハニカムパターン測光と名称もそれぞれ独自のものを与えている。また、一般にAFのエリアが主要な被写体である場合ががほとんどであるという考えに基づいて、その部分をスポット測光する方式を取り入れている。この場合、測光ポイント以外の周辺は逆光などであっても影響を受けにくいというメリットを持っており、多彩なシチュエーションに対応できる。但し、マニュアルフォーカスを使うことはできず、自動化への追求は作者の意図を受け入れない性質を未だ脱ぐい去れないのが現状である。

