多分割測光のアルゴリズム

オートフォーカス機能との連携

多分割測光はファインダー内の測光エリアを幾通りかに仕切り、各々に機能付けられた受光性能を発揮して情報を採取する。そして適正な露出となる様にカメラの露出に関する制御信号を生成するのだが、被写体には必ず明度という絶対情報が存在し、それをまず測定した上で明度の分布状況を踏まえて基本となる値を算出する。更にそれにオートフォーカス情報が加算され、様々な処理をしながら露出決定に至るのである。この過程が全てを決定するのだが、この能力をアルゴリズムの精度と呼んでいる。カメラメーカー各社は、ファインダー内の測光エリアの分割方式に沿って様々なアルゴリズムの工夫をしている。下記にメーカー別の測光方式の名称を示した。

  • キャノン・・・評価方式
  • ニコン・・・マルチパターン
  • ミノルタ・・・14分割ハニカムパターン測光

AFのフォーカスエリアは主要な被写体を対象とする場合が殆どであると言う判断から、その部分を測光して適正露出とするカメラが多い。その為、他の測光モードでは主要被写体周辺の明度に惑わされて露出の失敗が多いケースであっても、多分割モードの場合は適正となる場合が多く、このことを念頭に置くことで、難易度の高いシチュエーションに対応する事が出来る場合がある。尚、多分割であってもフォーカスモードをマニュアルにすればこの特性を活かすことが出来ないので注意が必要。