進化したマルチプログラムオート

別ページで解説したオーソドックスな露出決定のアルゴリズム(※参照)にマルチプログラムオート、別名「多分割測光」がある。しかし、メーカー各社はカメラ操作に於いてプロフェッショナルやアマチュアを問わず自動露出設定の便宜性に於いて優れた商品の開発を企業戦争の的としており、日々その進化を遂げている。そしてそのシステムの開発のポイントには、幾多の項目が挙 げられるが、その中で最も注目を集めているのが、オートフォーカスに於けるフレームポイントであり、この部分の情報は主要な被写体がくる可能性が非常に高いため、測距に連動した受光素子がAFで焦点を合わせたところを重要な基準点として露出の設定状態を算出する。これによって一般的なアマチュアユーザーの使用状態(特にネガフィルムを使った場合)ではまず露出の失敗をすることはなく、カメラ任せにしておけば乱暴な言い方をすれば、素人の求めるある程度のクオリティーの写真なら容易に撮影出来るといったものである。但し、プロフェッショナルな写真スタジオの作業内容の殆どは付加価値の追求であり、このページで述べられているアルゴリズムの進化とは無縁の世界であり、むしろ逆行する類の物かも知れない。

※特定の課題に対する解釈法を意味し、そのための計算に於けるプロセスを意味する。これを図式化した物がフローチャートであり、コンピュータでの処理で具体的に順序を立てて記述したものがプログラムと呼称される。