フィルムの基本的な知識

写真スタジオライティングの光源はストロボが主流である。それはコストの関係から便宜上一般的な物と成ったに過ぎず、多角的な観点から太陽光源を考えた場合、これに勝る機能性と有用性は追従を許さない存在と言える。この撮影に於いて、従来はネガとリバーサルの両者フィルムで対応していたのだが、露出の観点から考えた場合、ネガが圧倒的な利便性を有しており、これについて理解を深めることによって、露出設定のコアな部分を知ることが出来るのではないだろうか。以下それについて述べる。

ネガ

ローコントラストFilm

プリントを前提として開発されたフィルムで、光情報の描写の際、明暗幅の圧縮が行われる。そのため光量の過不足があっても情報の飛びや潰れの可能性がj極めて低く、カメラの絞りとシャッターの関係をラフに管理できるメリットがある。記録された情報はプリント出力の際に還元され、ハイコントラストな印刷画像として提供される。従って、「ピーカンの日中はF8・S1/250」等とラフな撮影スタイルによって遂行されても露出の失敗が少ないのがこのタイプのフィルムの特徴である。尚、昨今の写真スタジオの作業工程に於いて、自然光を使った撮影では、これを使って光情報とした後、レタッチソフトでハイファイ画像に戻すといったプロセスも一般に普及している。

リバーサル

ハイコントラストFilm

従来の写真スタジオでのワークフローに於いて、主流となるタイプがこれに当たる。明暗幅の圧縮は無く、露出の過不足が如実に反応する為、入射光量の緻密な管理が必要とされる。記録された情報の全てがライトビュアーとルーペ等によってリアルタイムで確認出来、広告写真業界に於けるコラボレーションの流れの中で多大な威力を発揮する長い歴史を持つタイプのフィルムと言える。しかし、プロフェッショナルフォトスタジオに於いては非常に一般的で普及率の高いものではあるが、一般のアマチュアカメラマンにとっては露出の設定が厄介なため、フィルム業界に於いて常に問題となる存在ともいえる。